住宅ローン借り換えの諸費用はいくらかかる?——事務手数料・保証料・登記費用の内訳と損益分岐点
住宅ローンの借り換えにかかる諸費用の内訳と相場を解説。金利差だけで判断せず、諸費用込みで得になるかを見極める損益分岐点の考え方を紹介する。
借り換えには諸費用がまとまってかかる
住宅ローンの借り換えは金利が下がるメリットばかりに目が行きがちだが、新規契約と同様の諸費用がまとまって発生する。この諸費用を含めて損得を計算しないと、実際には損をしてしまうケースがある。
主な諸費用の内訳と相場
- 事務手数料:金融機関に支払う手数料。定額型(3万〜5万円程度)と定率型(借入額の2.2%程度)がある
- 保証料:保証会社を利用する場合の費用。借入額や返済期間によるが数十万円規模になることもある
- 抵当権抹消・設定の登記費用:旧ローンの抵当権抹消と新ローンの抵当権設定にそれぞれ登録免許税・司法書士報酬がかかる(合計10万円前後が目安)
- 印紙税:借入額に応じて数万円程度
- 団信の再加入費用:多くの場合は金利に含まれ別途費用はかからないが、ワイド団信の場合は金利上乗せがある
これらを合計すると、借入額2,000万〜3,000万円規模の借り換えで諸費用は40万〜80万円程度かかることが多い。
損益分岐点の考え方
- 金利差による総返済額の減少分を計算する:借り換え前後の金利差×残存期間の利息軽減額を試算する
- 諸費用の総額と比較する:軽減額が諸費用を上回れば「得」、下回れば「損」になる
- 残存期間が短いほど分岐点を超えにくい:残り10年未満のローンでは、金利差が大きくないと諸費用を回収できないことが多い
借り換えが向いているケースの目安
- 金利差が0.5%以上あること
- 借入残高が1,000万円以上残っていること
- 残りの返済期間が10年以上あること
この3条件が揃うと諸費用を含めても得になりやすいとされる一般的な目安だが、実際は個々の借入額・金利差で異なるため、シミュレーションで確認することが重要だ。
まとめ
住宅ローンの借り換えは金利差だけでなく、諸費用込みで損益分岐点を計算することが欠かせない。複数の金融機関で見積もりを取り、諸費用を差し引いた実質的な軽減額で比較検討しよう。
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