住宅ローン借り換えは何歳までにすべき?——年齢制限と退職後の返済計画への影響

住宅ローンの借り換えには年齢による審査基準があります。完済時年齢の上限や退職後の収入減を踏まえた借り換えのベストタイミング、シニア世代が注意すべきポイントを解説します。

借り換えには「完済時年齢」の上限がある

住宅ローンの借り換え審査では、多くの金融機関が完済時年齢の上限を80歳前後に設定しています。例えば55歳で借り換えて35年ローンを組もうとすると完済時年齢が90歳となり、上限を超えてしまうため審査が通りません。借り換えを検討する年齢が上がるほど選べる返済期間が短くなり、月々の返済額が思ったほど下がらないケースがあるので、まず自分の年齢で組める最長期間を金融機関に確認することが重要です。

退職金を返済原資に見込む借り換えの注意点

50代以降の借り換えでは「退職金で完済する」ことを前提にした返済計画を提案されることがありますが、退職金の額は勤務先の業績や制度変更によって当初の見込みより減る可能性があります。退職金を返済原資として過度にあてにした借り換えプランは、老後資金全体を圧迫するリスクがあるため、退職金を使わずに完済できる返済期間・返済額で組めないかをまず検討し、退職金はあくまで繰り上げ返済の「保険」として位置づけるのが安全です。

年金収入だけになる時期の返済負担を試算しておく

借り換え後の返済が年金生活に入ってからも続く場合、現役時代の収入を前提にした返済額では家計が苦しくなる可能性があります。借り換えのシミュレーションをする際は、公的年金の見込み受給額を調べたうえで、退職後の手取り収入に対して返済額が過大になっていないかを必ず試算しておきましょう。年齢が上がってからの借り換えほど、金利の低さだけでなく「完済年齢」と「退職後の家計」の両方を軸に判断することが欠かせません。

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